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介護の生産性向上へ、ICT活用法など議論- 「介護のシゴト魅力向上懇談会」が初会合
厚生労働省は12日、「介護のシゴト魅力向上懇談会」(座長=町永俊雄・福祉ジャーナリスト)の初会合を開いた。安倍政権が掲げる「一億総活躍社会」の実現に向けた取り組みの一環で、介護従事者の負担軽減に結び付くような生産性向上策を議論し、介護人材の確保につなげる。【大戸豊】
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懇談会の構成員には、介護事業者のほか、コンサルタントやICT、ロボットの専門家なども含まれる。介護事業以外の視点も取り入れながら議論を進める。
初回は、新生メディカルの石原美智子代表取締役が、「短期間巡回訪問介護サービス・岐阜県方式」の取り組みを紹介したほか、メディヴァの大石佳能子代表取締役が、在宅医療を提供する「桜新町アーバンクリニック」(東京都世田谷区)のiPhoneを活用した情報共有や効率化の事例などを報告した。
このほか、生産性向上のコンサルティングを行うオージェイティー・ソリューションズの森戸正和専務が、病院の内視鏡検査室の業務フローを、無駄を可視化しながら改善した事例を紹介した。
懇談会は、4月の取りまとめに向けて、月1回ほどのペースで議論する。2015年度補正予算案や16年度当初予算案で示された介護ロボットの効果的な活用や介護事業所のペーパーレス化推進による文書量の半減などについても取り上げる予定で、業務効率化に向けた介護事業所でのICT活用は一つの大きなテーマになりそうだ。
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