目でピーナッツをかむ

登録日 :2011/09/08(木) 23:00:32
更新日 : 2015/12/02 Wed 22:48:07
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目でピーナッツをかむ とは、ドラえもんに登場する罰ゲームの一種。


登場話はてんとう虫コミックス2巻収録の「オオカミ一家」。

新聞にニホンオオカミの目撃例の記事がでていた所から話が始まる。

「もしも見つけたら日本中の評判になる」と聞いたのび太が思わず 「ぼく、みつけよう!」 と発言。

当然ジャイアン達は出来るわけないと大笑い。

のび太をバカにされたことに腹を立てたドラえもんは、「必ずニホンオオカミを捕まえてくる」と豪語する。

それに対するスネ夫達の発言が 「もし、つかまらなかったら、目でピーナッツをかむか」 である。

一体どういう思考をしていたらこんな恐ろしい罰ゲームを瞬時に提案出来るのだろうか。

下手すれば失明もあり得ると思うのだが……。

しかしドラえもんは「 ああ、なんだってやってやる 」と了承してしまう。


しかし、ドラえもんがここまで自信満々なのにはちゃんとした根拠があった。
22世紀にはちゃんとオオカミの群がいるのだという。
つまり20世紀にも必ず生き残っているはずなのだ。

ドラえもんは未来の国の子供達が オオカミ男 ごっこに使うライト「月光とう」をのび太に浴びせ、のび太をオオカミ化させる。

なんやかんやでオオカミの最後の生き残りである一家を見つけるのび太。
しかしこれまで人間がオオカミ達に行って来たことや、「命がけで家族を守り抜く」という覚悟を聞いたことで捕まえることを諦める。


約束を守れなかったのび太はドラえもんに「『目でピーナッツかみき』 をだしてよ。 」と無茶ぶりするのだった。


類義語に 鼻でスパゲッティを食べる がある。

こちらはてんとう虫コミックス10巻収録、映画1作目の元となった話「のび太の恐竜」での登場。


スネ夫に恐竜のツメの化石を自慢されたのび太が勢いで「恐竜丸ごとの化石を発掘する」と言い出し、後に「生きた恐竜を見せる」と約束。
当然本気にしないスネ夫に対しのび太は「嘘だったら鼻でスパゲッティ食べてみせる!」とつい言ってしまうのだった。




のび太は恐竜のタマゴの化石を発見し、タイムふろしきで元の状態に復元。
タマゴを孵し、ピー助と名付ける。

しかし、次第に大きくなっていくに連れて、ピー助が見つかりそうになってしまう。

のび太はピー助の幸せを願い、ピー助をタイムマシンで1億年前へ送り返す。


結果約束を守れなかったのび太はドラえもんに 「鼻でスパゲッティを食べる機械をだしてくれぇ!」 と泣きつくのだった。

あれ? デジャヴ?

ちなみに大長編の方ではジャイアンとスネ夫が無理やり実行させようとしたが、
くしゃみによる逆噴射で自分たちにスパゲティがぶっかけられる結果となった。


また、大山のぶ代版ドラアニメの「おまたせドラミちゃん初登場! のび太の海底ハイキング」(原作の「海底ハイキング」に相当)の回では
「ゴールデンウィークに太平洋を歩いて横断する」 と約束し、できなかったら 「へそでラーメンを食べる」 と発言してしまった。

こちらはラストに「潜水艦が海底で謎の人影(のび太の事である)を見た」という新聞記事を見たスネ夫達に、のび太がそれは自分の事だと主張するも、
証拠が無いので信じてもらえず、結局のび太はドラえもんに 「へそでラーメンを食べる機械をだしてぇ!」 と泣きつくのだった。


余談だが、某テイルズオブフェスティバルにてスタン役の関智一さんがルカがした罰ゲームの想像の中で、
「目でピーナッツ噛んでみろ!」っとスネ夫ボイスで言っている。


追記・修正は目でピーナッツをかむことができる人にお願いします

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