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自衛官の自殺未遂 防衛相「心からおわび」
1月13日 21時09分

海上自衛隊の潜水艦の艦内で3年前、乗組員1人が拳銃で自殺を図り、一時意識不明となったことについて、中谷防衛大臣は13日の衆議院安全保障委員会で、上司からの不適切な指導が原因だったとして、おわびするとともに再発防止に万全を期す考えを示しました。
海上自衛隊は3年前の平成25年、広島県の海上自衛隊呉基地に停泊していた潜水艦の艦内で、乗組員1人が拳銃で自殺を図り、一時意識不明となったことについて、上司のパワーハラスメントが原因だとする調査結果をまとめ、幹部3人を懲戒処分としました。
これについて中谷防衛大臣は13日の衆議院安全保障委員会で「高い志をもって自衛官になった隊員に対して、暴力を伴う不適切な指導があり自殺未遂に至らしめたことを、防衛大臣として心からおわびしたい。今後は、このようなことが起こらないよう、再発防止に万全を期したい」と述べました。また、中谷大臣は海上自衛隊が懲戒処分を公表していなかったことについて「自殺を図った乗組員の家族から『公表を望まない』という要望があり、例外として公表していなかった」と説明しました。

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