ニュース詳細
ロシア外相 ミサイル防衛システム 日米をけん制1月13日 5時36分
k10010369311_201601130619_201601130622.mp4
ロシアのラブロフ外相は、モスクワを訪れている自民党の高村副総裁と会談し、弾道ミサイルの脅威に備えて日本とアメリカが整備を進めるミサイル防衛システムについて、「ロシアと中国の不安を呼び起こすものだ」と批判し、日米両国をけん制しました。
ロシアのラブロフ外相は、12日、モスクワを訪れている自民党の高村副総裁と会談し、北東アジア情勢などについて意見を交わしました。
会談の冒頭、ラブロフ外相は、弾道ミサイルの脅威に備えて日本とアメリカが整備を進めるミサイル防衛システムについて、「根拠がない。ロシアと中国の不安を呼び起こすものだ」と述べて批判し、けん制しました。
これに対し、高村副総裁は、北朝鮮が今月6日に核実験を行うなど現実の脅威に直面するなか、ミサイル防衛システムは日本の安全保障上、極めて重要で必要なものだとして理解を求めたということです。
ロシアは先月末、軍事や外交などの指針となる「国家安全保障戦略」を改訂し、この中で、アメリカが世界各地で計画を進めるミサイル防衛システムについて、「世界と地域の安定を著しく低下させる」として強く反発しています。
さらに、ロシアは、アメリカのねらいはロシアの核戦力を無力化することだとして不信感を強めており、これに対抗するため、核戦力の近代化やミサイル防衛システムを突破できる攻撃能力の強化を図る考えを示しています。
会談の冒頭、ラブロフ外相は、弾道ミサイルの脅威に備えて日本とアメリカが整備を進めるミサイル防衛システムについて、「根拠がない。ロシアと中国の不安を呼び起こすものだ」と述べて批判し、けん制しました。
これに対し、高村副総裁は、北朝鮮が今月6日に核実験を行うなど現実の脅威に直面するなか、ミサイル防衛システムは日本の安全保障上、極めて重要で必要なものだとして理解を求めたということです。
ロシアは先月末、軍事や外交などの指針となる「国家安全保障戦略」を改訂し、この中で、アメリカが世界各地で計画を進めるミサイル防衛システムについて、「世界と地域の安定を著しく低下させる」として強く反発しています。
さらに、ロシアは、アメリカのねらいはロシアの核戦力を無力化することだとして不信感を強めており、これに対抗するため、核戦力の近代化やミサイル防衛システムを突破できる攻撃能力の強化を図る考えを示しています。