トップページ国際ニュース一覧中国 軍の一体的な指揮に向け組織再編
ニュース詳細

中国 軍の一体的な指揮に向け組織再編
1月12日 5時31分

中国 軍の一体的な指揮に向け組織再編
k10010368131_201601120551_201601120552.mp4
軍の大規模な改革に乗り出している中国は、陸海空など種類の異なる軍の部隊を一体的に指揮する、統合運用体制への移行に向けた組織再編を行い、習近平国家主席は、みずからをトップとする中央軍事委員会への権限の集中を進めたいものとみられます。
中国は軍の大規模な改革に乗り出していて、先月31日に、核ミサイルを運用する「ロケット軍」や、サイバー戦、宇宙の軍事利用などを担うとみられる「戦略支援部隊」などを創設したのに続き、このほど、中央軍事委員会の「4総部制」をやめて、15の部門に再編しました。
具体的には、総参謀部に代えて統合参謀部を作り、陸海空など種類の異なる軍の部隊を一体的に指揮する統合運用体制への移行を進めるほか、事務局に当たる「軍事委員会弁公庁」を設け、機能の強化を図るなどしています。
従来の4総部制では、各総部が縦割りで独自に強い影響力を持つようになったと指摘され、こうした弊害を再編によって取り除くことが、軍の大規模改革の柱の1つと位置づけられています。
国営の中国中央テレビによりますと、習主席は11日、再編後の各部門の責任者などに向かって、「中央軍事委員会の権威を守り抜き、指揮に断固従うように」と強調したということで、みずからをトップとする中央軍事委員会への権限の集中を進めたいものとみられます。

関連ニュース

k10010368131000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ