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廃棄のビーフカツ 産廃業者が不正転売 愛知
1月13日 21時42分

「CoCo壱番屋」を展開する大手カレーチェーンは異物が混入した可能性があるとして廃棄を依頼したビーフカツを産業廃棄物処理業者が不正に転売し、愛知県内のスーパーで販売されていたと発表しました。カレーチェーンではチェーン店以外で買った冷凍のビーフカツは食べないよう呼びかけています。
カレー専門店、「CoCo壱番屋」を展開する「壱番屋」の発表によりますと、不正に転売されたのは5枚入りの冷凍のビーフカツで、賞味期限が今月30日までの商品です。
このビーフカツはチェーン店以外では販売していませんが、11日、チェーン店で働く従業員が愛知県津島市のスーパーで販売されているのを見つけました。
会社側によりますとビーフカツは製造ラインの部品が混入した可能性があるとして、去年10月に廃棄を依頼した4万枚余りのカツの一部だということです。
愛知県の聞き取りに対して廃棄を請け負った愛知県稲沢市の産業廃棄物処理業者「ダイコー」が不正な転売を認め、「仲介業者から『買いたい』と言われたので販売した」と話しているということです。
また、これまでに津島市のほか、名古屋市中川区のスーパーでも販売されたことが分かっていて、愛知県によりますと2つの店舗で11日までに合わせて5000枚が売られたということです。
「壱番屋」によりますと、これまでのところ健康被害に関する情報は無いとしていますが、温度管理に問題があるおそれがあるなどとして、このビーフカツを買ったり食べたりしないよう呼びかけています。
「壱番屋」では「大変、ご心配をおかけしますが流通経路や販売先など新たな情報が分かりしだいお知らせします」としています。
また「ダイコー」は「担当者がいないためコメントできない」としています。

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