脱北者団体の対北朝鮮非難ビラ散布 警察が阻止=韓国

【金浦聯合ニュース】韓国の北朝鮮脱出住民(脱北者)団体「自由北韓運動連合」は13日朝、北朝鮮の4回目の核実験を非難するため北朝鮮に向けビラを飛ばそうとしたが、警察により阻止された。

 同団体の会員5人は午前7時ごろ、南北軍事境界線に近い京畿道金浦市内で数千枚のビラを飛ばそうと試みたが、あらかじめ情報を入手した警察に阻止された。

 同団体の朴相学(パク・サンハク)代表は「飢えに苦しむ北の住民に金正恩(キム・ジョンウン)と核実験に対抗し闘争するよう呼び掛けようとしたが、政府がなぜ阻止するのか分からない」と不満をあらわにした。

 また、「目立たないように早朝に行う行事もできないのなら、もはやドローンを使ってビラを送るしかない」と主張した。

 同団体は、朝鮮戦争などで生き別れになった離散家族の再会行事(昨年10月20~26日)を控え北朝鮮を刺激することを懸念した政府の要請などを受け、昨年10月以降、北朝鮮に向けたビラ散布を中断していた。

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