2016年1月13日18時20分
福岡空港(福岡市)に置かれている第7管区海上保安本部の福岡航空基地について、国土交通省と海上保安庁は北九州空港(北九州市)を有力な移転先として検討に入った。2024年度の完成を目指す福岡空港の滑走路増設に伴い、基地の立地が困難になったためという。移転時期は未定。
7管は同基地に固定翼機とヘリコプターを2機ずつ配備し、北部九州や山口県西部の哨戒・救難にあたっている。施設は空港西側にあるが、滑走路増設に伴う新誘導路の予定地と重なる。今年3月にも「混雑空港」に指定されるなど過密化が進んでいることもあり、昨年から移転先を調査していた。
海保関係者によると、調査の結果、24時間運用が可能で7管庁舎と同じ北九州市にある北九州空港が最適と判断。同空港を利用する福岡県や同市など関係先との調整を始めたという。
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朝日新聞社会部
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