「キューバ」と聞いて何を思い浮かべますか?青い海?ラムや葉巻?それとも社会主義?旅行先としてはまだまだマイナーなキューバですが、実際に行ってみるととても興味深くて楽しい国だとわかります。「キューバに」行くなら、”今”がおすすめです。
キューバってどんな国?
「キューバ」、正式名称「キューバ共和国(Republic of Cuba)」は、カリブ海に浮かぶラテンアメリカの国です。首都はハバナで、メキシコのカンクンやアメリカのフロリダに近い場所にあります。スペインの植民地だったことから、スペイン語を公用語としています。
また、島国で独自の文化を育んできたほか、スペイン植民地時代やキューバ革命など、歴史的にも様々な出来事を経験している国です。そんなキューバの魅力は多くの旅人を魅了し、密かに注目されている場所でもあります。
そんなキューバに魅了された旅人の一人として、僕がキューバをおすすめする7つの理由にまとめてみました。
1、自然が美しいから
キューバをおすすめする一番の理由は、「海がきれいだから」です。白い砂浜とカリブ海のコバルトブルーの海は、今まで見た海の中で一番美しいと感じました。気候も温暖なので、台風などで天気さえ悪くならなければいつでも泳ぐことができます。
もちろん海だけじゃなく、都市を少し離れると美しい自然が残ります。首都ハバナから近い「ヴィニャーレス (Valle de Vinales)」には美しい渓谷が広がり、キューバ東部には、”世界一美しい殻を持つカタツムリ”など固有種がたくさん生息する国立公園もあります。
2、社会主義国ならではの雰囲気があるから
キューバは共和制国家、つまり社会主義に近い国です。資本主義と違って生活水準がある程度平等になっているせいか、基本的にのんびりしている雰囲気があります。これはラテンアメリカの気候の影響もあるかもしれません。
ただし、観光業に関してはインセンティブがあるようで、テキパキと働いている人も多い印象があります。
協和席国家としてアメリカと対立した結果、アメリカからの物資の輸入が制限され、日本では当たり前にあるものもキューバには無かったりします。例えばマクドナルドやスターバックスといったアメリカ資本のファーストフードはありませんし、そもそもチェーン店が少ないです。
3、物価が安いから
キューバには、実は通貨が2種類あります。外国人向けの「兌換(だかん)ペソ(CUC)」と国民向けの「ペソ・クバーノ(人民ペソ)(CUP、MN)」です。ホテルやレストラン、博物館、お土産など観光客向けの物は「兌換ペソ」、現地の人が行くような食堂などでは「人民ペソ」が使われることが多いです。
1CUC=$1というレートになっていて、1CUC=25CUPとして両替することも可能。はじめは金銭感覚がよくわからなくなりますが、慣れてくると「人民ペソ(CUP)」のほうをうまく使えるようになります。すると、コーヒーやジュースが4円、サンドイッチが12円で食べれるほどの安さに。もちろん安い分そこまでのクオリティは期待できませんが、それでも破格の安さですよね。
4、比較的治安がいいから