Feliksがまた記録を更新しましたね。
やっぱり一人だけ格が違います。
ですが速い人のビデオとか見てても、なんかぱっと見では「自分でもできそう」と思えるのが不思議ですね。(俺だけかな?)
恐らくそれはソルビング自体が本質的には変わらないからなのでしょうね。違うのはスピードだけ、という。
まあそのスピードが1番重要なわけですが。PLLが1.4秒なのと1.3秒なのでは訳が違います。
では8秒のソルビングのビデオを0.8倍速にしたら10秒のソルビングに見えるんでしょうかね。
で、表題の内容に移りたいと思います。
恐らくFeliksは完全にどの色でも同じタイムが出せると思われます。(これを「真のマルチクロス」とします)
僕もマルチならそこそこ出来ますが、悪いスクランブルなら明らかに白単色でやった方が速いです。(これを「偽のマルチクロス」とします)
ではこの両者の差は何なのでしょうか?
偽マルチの方から見ていきましょう。
私はF2Lの配色は覚えていません。
例えば「黄色クロスの時の並びは?」などと聞かれてもパッと答える事はできませんし、クロスが一つもない状態からは白以外のクロスは作れません。
なぜか?
簡単です。ややこし過ぎるからです。
どうせ簡単な場合しかやらないので、クロスにおいては配色を覚える必要はないのです。その場その場で配色を考えていけばいいのです。
F2Lでもその時の並びで判断できますので、無くても出来ます。
偽マルチの場合は、本職以外はあくまで「本職以外」なのです。
しかし、偽マルチでは絶対に出来ない事があります。
「勘に限りなく近い経験則」と僕が呼んでいる物です。(←速い方はニュアンスは掴んで頂けるかと)
具体的に例を挙げるのはかなり難しいのですが、とにかく「配色を知らないと絶対に出来ない動き」というのがあります。
偽マルチではこれは絶対に出来ません。
というか最近気付いたのですが、偽マルチばかりやってるとこれのカンが衰えてきます。
気をつけた方がいいです。
これに対し真マルチは配色を完全に覚えないといけません。
正直こちらでないと大会などではまず使えないでしょう。
マルチをやろうとしている方はこれをやった方が絶対にいいです。
ただ、逆に言うならこれをやる覚悟が必要だという事です。
全ての配色を覚え、それらをソルビング毎にパパっと切り替えて考えられる力が必要になります。これはかなり大変です。
まあ、やるしかないんでね。
メガハウスカップがおわったら本格的に「真のマルチ」を練習していきたいと思います。
別館の更新情報をプロフィール欄に書いておくことにしました。
気がついたら見てってくださいね。