【ソウル聯合ニュース】韓国と米国の軍当局が、4D作戦(北朝鮮の弾道ミサイルを探知・かく乱・破壊・防衛する一連の作戦)体系の初演習を早ければ3月にも実施することが12日、分かった。
4D作戦は有事の際に北朝鮮で核や弾道ミサイル使用の兆候が捉えられれば、先制攻撃をしてでも韓国上空に進入する前にミサイルを破壊する作戦概念。
韓国政府当局者は同日、「韓米同盟のオーダーメード型抑止戦略および4D作戦を土台にして作戦計画を発展させ、連合演習施行と作戦遂行体系の確立を推進中だ」と明らかにした。
国防部は7日に、こうした内容を国会の国防委員会に報告している。
同部はその際に「北の核・ミサイルへの対応能力と態勢を体系的に強化する意味でオーダーメード型の抑止戦略および4D作戦連合演習施行を推進中だ」と説明した。
韓米は当初の予定を前倒しして、3月に実施予定の韓米合同定例軍事演習「キー・リゾルブ」に4D作戦演習を盛り込むとされる。
両軍当局が昨年11月の韓米定例安保協議(SCM)で4D作戦計画樹立を正式に承認してから4カ月余りで演習を実施することになったのは、北朝鮮の4回目の核実験が決定的な影響を与えたとみられる。