素材・エネルギー大手のサムスンSDIは11日、米デトロイト・モーターショーで充電1回で最長600キロメートルを走行できる電気自動車用バッテリーの試作品を発表した。充電1回でソウルと大邱を往復できる性能だ。
新製品は現在生産している走行距離500キロメートルクラスの製品よりもエネルギー密度や走行距離を20%以上向上させたものだ。同社は2020年ごろの量産を見込んでいる。
同社はまた、電気自動車だけでなく、一般の自動車にも適用できる「低電圧システム(LVS)」のバッテリーも発表した。既存の鉛バッテリーに代わると期待されるリチウムイオンバッテリーだ。同社関係者は「同じ大きさでも一般的なバッテリーより電力量が3倍あり、バッテリーを交換すれば、自動車の燃費が20%改善する効果がある」と説明した。