韓国の女性6人組アイドルグループ「TAHITI(タヒチ)」のメンバー、ジスさん(21)が、スポンサー仲介業者から「スポンサー」を持ち掛けられていたことを暴露した。
ジスさんは11日、簡易投稿サイト「ツイッター」に「とても不愉快だ。(自分がアップした)写真一つ一つに付いたコメントを確認するよう言われた。何回かこういうメッセージがきたが、やっちゃダメ。本当に気分が悪い」と書き込み、自分のインスタグラム(写真共有ソーシャル・ネットワーキング・サービス〈SNS〉)へのリンクを貼った。そのリンク先には、ジスさんがこれまで、ダイレクトメッセージ(1対1のメッセージ)を通じ、あるインターネットユーザーから受け取ったメッセージをキャプチャーした写真が掲載されていた。
この写真には、自らを「スポンサー・ブローカー」と名乗ったネットユーザーが、ジスさんに「スポンサーを紹介する」と持ち掛ける内容が記されていた。ここでいう「スポンサー」とは、芸能人や芸能人志望者に金銭的な支援をする代わり、デートや性的関係などを要求する人を指す。
ジスさんが公開したメッセージによると、問題のネットユーザーは今月3日「うちのお客さん一人がジスさんのファンですが、給料のいいアルバイトをする考えはありませんか。興味があれば、連絡してください。ワンタイムで平均60万-200万ウォン(約6万-20万5000円)の支払いが可能です」と持ち掛けた。その翌日にも「(スポンサーに)興味はないですか。お願いです。一緒に仕事しましょう」というメッセージを送った。ジスさんが返答しないでいると、今度は「本当に1-2回でいいんです。ペイ(アルバイト代)もほかよりかなりいいですよ。連絡してください。400(アルバイト代400万ウォン=40万円という意味か)」というメッセージを送った。
TAHITIの所属事務所、ドリームスター・エンターテインメントの関係者は本紙の電話取材に対し「このネットユーザーは前にも数回、似たようなメッセージを送っていた。TAHITIが12日午後、日本から帰国した後、13日ごろ警察のサイバー捜査隊に連絡し、問題のメッセージを送った人物について捜査を依頼するつもりだ」と話した。なお、ジスさんの父親は警察署の刑事課長だという。