ルービックキューブ用語集
センターキューブ
それぞれの面の中心にある、1色だけのパーツです。
センターキューブは全部で6個あります。
エッジキューブ
それぞれの辺に位置する、2色のパーツです。
エッジキューブは全部で12個あります。
コーナーキューブ
それぞれの角に位置する、3色のパーツです。
コーナーキューブは全部で8個あります。
スピードキューブ
ルービックキューブをひたすら早く完成させる、ただそれだけの世界です。
しかしただそれだけのことに身も心もハマッてしまって、
日夜キューブを回し続けている人々がいます。
私もそのうちの一人です。
普通なら2〜3分で6面完成できれば十分すごいわけですが、
スピードキューブの場合、30秒以内に完成できて当たり前の世界です。
世界レベルでは15秒程度で完成させてしまう人が何人もいます。
LBL(レイヤー・バイ・レイヤー)方式
スピードキュービングにおいて現在主流となっている解法です。
キューブ全体を層に分けてとらえ、1層目から3層目まで順に揃えていきます。
(正確には1層目と2層目は同時に揃えます)
LBL方式の考案者はJessica Fridrichさんという女性の方です。
CROSS
LBL方式における最初のステップ。
4つのエッジを正しい位置にそろえて、十字架状の状態を作ります。
クロス手順をいかに読むかが、完成タイム向上のひとつのポイントになります。
F2L (First Two Layer)
LBL方式における第2ステップ。
1層目のコーナーキューブと2層目のエッジキューブを揃えて、下2層を完成させます。
このF2Lは完成タイム向上に一番重要なステップです。
基本パターンが全部で41種類あります。
OLL (Orienting Last Layer)
LBL方式の第三ステップ。
3層目のパーツの向きを変えて、上面を一色に完成させます。
全部で57種類のパターンがあります。
PLL (Permuting Last Layer)
LBL方式における最終ステップです。
3層目のパーツの位置を合わせて、6面完成させます。
全部で21種類のパターンがあります。
スクランブル
キューブを崩すことです。
一般的に25手〜30手程度崩せば十分と言われています。
Jess Timerのようにスクランブルアルゴリズムを出力してくれるプログラムもあるので
利用するのもいいと思います。
ソルビング
スクランブル状態からキューブを6面完成させることです。
「solve:解く、解決する、解答する」という意味です。
アベレージタイム
12回連続で6面完成させそれぞれのタイムを計り、
最速と最遅を除いた10回のタイムの平均のことです。
一般的にスピードキューブの世界ではこの10回の平均でタイムを競います。
完成タイムを計測するにはストップウォッチ等のほか、
Jess Timer等のような計測プログラムもあるので利用すると便利です。
インスペクションタイム
スクランブル後、実際に回し始める前に
15秒間キューブを手にとって観察する時間が設けられています。
これをインスペクションタイムと言います。
(プりインスペクションタイム(略してPIT)とも言います)。
インスペクションタイム中には主にクロスの手順を読むことになります。
この時間をうまく使えるかどうかが6面完成タイムに大きく影響してきます。
Sub〜
完成タイムのおおよそを表すのに使われます。
例えばSub30とは6面完成タイム30秒未満のことを言います。
単発の完成タイムだけでなく、アベレージタイムにもよく使われる言葉です。
例えばSub30キュービストと言えば、平均完成タイム30秒未満の6面完成者のことです。
トリガー
キューブを指一本で弾くようにして回すテクニックです。
左手人差し指でU'を回す左トリガー、右手人差し指でUを回す右トリガーなどが代表です。
他にも薬指や中指でトリガーすることもありますが、この辺は人それぞれです。
FSC (フィンガーショートカット)
キューブの複数面を瞬時に回すテクニックです。
指先の弾きや手首の返しを使って2手〜4手くらいをワンアクションで回します。
RUR'やRU'R'等がその代表です。
POP
キューブのパーツが外れてしまうことをPOPと言います。
具体的にはエッジキューブがはじけ飛んだり、ぽこっと外れてしまったり、
コーナーキューブがその場で回転して向きが変わってしまったり等です。
ルービックキューブも使い込んでいくと内部が磨耗してPOPしやすくなってしまいます。
計測中にPOPすると大幅に完成タイムが遅くなるので注意が必要です。
AUF (Adjust U Face)
手順開始前にU面を回して向きを合わせることです。
F2L、OLL、PLLそれぞれの段階でAUFが必要です。
Look
6面完成までの過程で、何回キューブを見て手順判断をするかを表すときに使います。
一般的なLBL方式の場合はCROSS1Look、F2L4Look、
OLL1Look、PLL1Lookの合計7Lookになります。
このページの中級編完成法ではOLLが2Lookで合計8Lookです。
初級編完成法の場合はF2L8Look、OLL2〜4Look、
PLL2〜6Lookの合計13〜19Lookです。(合ってる?)
Look数が少なくなれば、それだけ完成タイムは早くなります。
スロット
F2Lで揃えるべき部分。
下二段のうちセンターとクロスエッジを除いた部分が4箇所ありますが、
その部分をそれぞれスロットと呼びます。
スロットは全部で4箇所あり、言い換えればF2Lとは各スロットを
本来の正しいパーツで埋めていく作業と言うことが出来ます。