「lodash v4.0.0」は、古いアーキテクチャや環境、および旧バージョンのInternet Explorerとの互換性を放棄し、Internet Explorer 9以降のみに対応する。
一方で、新たなメソッドや機能の追加にもかかわらず、従来のコンパクトさは継承しており、コアビルドの(gzip圧縮後の)サイズは4kBを維持している。
また、ES6+へのさらなる対応として、cloning mapsやcomparing maps、sets、symbols、comparing array buffers、配列のためのconverting iteratorsなどを追加しており、今後も引き続きES6+への対応を進めていく。
このほか、モジュール指定の簡易化、バージョン3から導入したlodash-fpのコアへの採用、米Microsoftがオープンソース化したJavaScriptエンジンChakraへの最適化、絵文字への対応などが行われた。
なお、John-David Dalton氏は現在、lodashとコンセプトが類似するJavaScriptライブラリUnderscoreとの統合を協議中である。
【関連リンク】
・lodash(英語)