呉昇桓がカージナルス入団会見　「新しいチャレンジしたかった」

　阪神を退団し、カージナルスと契約した呉昇桓（オ・スンファン）投手（３３）が１１日、本拠地ブッシュスタジアムで入団会見を行った。球団公式サイトによれば、単年契約で、２０１７年は球団が選択権を持つ。年俸の詳細は非公表だが、出来高も含めれば、最高で２年総額１１００万ドル（約１２億８７００万円）になる。

　「韓国と日本の両方で、クローザーとして全てを成し遂げた。だから、新しい環境とモチベーションで、新しいチャレンジをしたかった」。呉昇桓は力強く語った。マシーニー監督は「明らかにいい球を持っている。実績も申し分ない。抑えで成功を収めたことは起用法も含めて大きなフレキシビリティーをもたらしてくれる」と期待した。

　阪神で昨季４１セーブを挙げ、２年連続セーブ王に輝いた右腕は、カ軍では守護神ローゼンタルにつなぐセットアッパーを任される見込み。米スポーツサイトのファンサイディッドは「３３歳という年齢は感心しないが、上原浩治もメジャー移籍時は３４歳だった。その後の活躍は周知の事実だ」と上原級の快投を期待した。