LEGOのパーツとパソコンを使って、わずか12秒でルービックキューブを完成させるロボット『CubeStormer』が話題となっている。13日にYoutube上で公開されたこの動画は、公開1週間ですでに60万回以上の再生回数に達している。ロボットがキューブ面を解析して、色を合わせていく動きがスムーズでかなりカッコイイので是非ご覧頂きたい。

このロボットを作ったのはイギリスのマイケルという人物。マイケルさんはシステムエンジニアであり、以前からLEGOを使っていろいろな試みを行っていた。ロボットアームを作ったり、ラジコンバスを作ったりと、LEGOと電子部品を融合させて様々なものを制作している。ルービックキューブへの挑戦は08年から始まったようだ。08年9月の動画によると、3本のアームと1台のカメラを搭載した『CubeSolver』が紹介されている。前身機からさらに改良が加えられて、今回の動画公開に至ったようだ。

『CubeStormer』は円形で、上下左右に4本のアームがある。その真ん中にルービックキューブを置く。キューブを配置した向こう側にカメラがあり、キューブを置くとカメラが全てのキューブ面を撮影する。撮影画像の情報はパソコンに読み込まれて即座に解析。そして、アームが回転してキューブの色を合わせる。ライトが明滅しながら高速で回転しているアームの動きは秀逸。まるでCGを駆使したロボット映画の1シーンを見ているようだ。マイケルさんはいずれこのロボットで、人間のルービックキューブ完成記録(公式では7秒08)に勝ちたいと考えているようだ。ちなみに、マイケルさんはミュージシャンでもあり、動画の使用楽曲は全て自身が作っているとのこと。この音楽もカッコイイ。LEGOで作られたとは信じられないほど素晴らしいロボットだ。