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DDoS攻撃の犯罪組織 国際捜査協力で摘発
1月13日 17時59分

DDoS攻撃の犯罪組織 国際捜査協力で摘発
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世界各国で企業のサイトなどに対し、外部から大量のデータを送りつけてサーバーをダウンさせる「DDoS(ディードス)」というサイバー攻撃を繰り返していた犯罪組織が、ユーロポール=ヨーロッパ刑事警察機構に摘発されていたことが分かりました。警察庁によりますと、国内の企業も攻撃を受け、日本の警察が捜査に協力していたということです。
ユーロポールや警察庁によりますと、「DD4BC」を名乗る犯罪組織は、おととし以降、欧米の金融機関のサイトなどに「DDoS」というサイバー攻撃を行い、攻撃をやめる代わりに、ビットコインと呼ばれる仮想通貨を使って、金銭を要求する行為を繰り返していたということです。
国内でも、去年5月以降、東京都内に本社がある銀行や証券会社などおよそ10の企業が同じ手口のサイバー攻撃を受け、警視庁が攻撃に使われたサーバーの通信記録を解析して、ユーロポールに情報提供するなど、捜査に協力してきたということです。
ユーロポールは、ボスニア・ヘルツェゴビナで、犯罪組織の主要メンバーを特定し、容疑者2人を検挙したと発表しました。
警察当局はユーロポールなどと連携して国内の事件の実態解明を進めるとともに、企業に対し、セキュリティー対策を強化したり、被害にあった場合には金銭を支払わずに相談したりするよう呼びかけています。

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