【巨人】マシソン、志願の宮崎先乗り!助っ人超異例の合同自主トレ参加
巨人のスコット・マシソン投手(31)が、1月下旬の1軍選手による宮崎合同自主トレへの参加を志願していることが12日、分かった。選手会の発案で毎年、キャンプ直前に行われているが、助っ人の参加は極めて異例。激しい外国人枠争いに挑む決意の表れだ。
米フロリダで高木勇と自主トレ中のマシソンはこの日、自身のツイッターを更新。ブルペンで早くも捕手を座らせて、力強い球を投げ込む動画をアップした。「由伸監督を胴上げできるように全力を尽くしたい」との言葉通り、仕上がりの良さをアピール。その胸中には、5年目で自身最速のキャンプ地入りするプランがあった。
例年は他の外国人、首脳陣と1月31日に宮崎入りしていた。だが、今年は日程を前倒し。1軍選手が先乗りして行う合同トレの参加を熱望している。過去にオビスポが参加した例はあるが、主力の外国人では極めて異例だ。
昨年はオープン戦から不振に苦しみ開幕2軍。自己ワーストの8敗を喫した。今年も勝利の方程式の一角として期待されるが、球団はギャレット、クルーズを獲得。4枠の外国人枠を巡る争いは激しく、実績十分のマシソンも安泰ではない。
昨年まで変化球はスライダー、スプリットだったが、この日のツイッターでは今年からチェンジアップを投げる考えも披露。競争への危機感がヒシヒシと伝わってきた。「巨人でキャリアを終えたい」という剛腕が間もなく、最高の状態で再来日する。(片岡 優帆)
◆G外国人枠争い 7人が4枠を争う。野手はアンダーソンが残留、ギャレットとクルーズが加入。野手2人を1軍登録した場合、残る2枠を投手のマイコラス、ポレダ、マシソン、メンドーサで争う。野手3なら投手1、投手3なら野手1となり、いずれの場合も実績十分の助っ人が2軍となる。チーム事情によって様々な組み合わせが考えられるが、巨人ではかつてない厳しいバトルになる。