Kyoko Shimbun 2012.03.21 News

「全員つまらない」 R-1優勝、該当者なしに これは嘘ニュースです

惜しくも最優秀グランプリを逃した「COWCOW」の多田健二さん(37)
 20日、東京・フジテレビで開催された、お笑い芸人の一人芸日本一を決める「R-1ぐらんぷり」で優勝した、お笑いコンビ「COWCOW」の多田健二さん(37)について、放送後多くの視聴者から「そもそも全員おもしろくなかった」と、疑問の声が寄せられていることがわかった。これを受け、運営局は「今年は該当者なし」にする方針を固めたもようだ。

 20日夜に行われた「R-1ぐらんぷり」決勝戦には、エントリーした3612人の中から勝ち抜いた精鋭12人が出演。それぞれが得意とする持ち芸を披露して争った。多田さんは紙に書かれた「お題」を即興でネタにして披露。同じく最終決戦に残ったスギちゃんさん(38)を4対3の僅差でかわして優勝し、賞金500万円を受け取った。

 しかし、多田さんの優勝が決定してまもなく苦情が殺到。インターネットでも審査員の判定に対して異議を唱える書き込みが噴出した。これら異論の多くは「多田さんがつまらない」以前の問題として、「そもそも決勝に勝ち残った12人全員がつまらない」という意見で、加えて「出演者の下ネタ依存がひどい」という批判も相次いだ。

 運営局では、このような批判を放置すると来年以降の「R-1」に対する信頼性を損なう可能性が高いと判断。急きょ優勝のさらに上の賞として賞金1000万円の「最優秀グランプリ」を設け、「今年はグランプリ該当者なし」とすることで対応するようだ。

 お笑いに詳しい京都大学演劇学部の坂本義太夫教授(あらびき論)は「だいたいのことなら何でも笑ってくれる審査員の関根勤さんの貴重な仏頂面を拝めたのがこの番組唯一の見どころだった」と振り返る。

 なお、この後夜9時からTBS系列で放送された、中山美穂さん・佐藤浩一さん主演のドラマ「終着駅-トワイライトエクスプレスの恋」では、北海道が終着駅のはずの寝台列車・トワイライトエクスプレスを新潟で途中下車したまま完結するというまさかの展開を見せるなど、この日は放送史上に残る一日となった。

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