米中大使ら北朝鮮制裁協議本格化
国連安保理、中国慎重か
2016年1月9日 11時10分
【ニューヨーク共同】北朝鮮が4回目の核実験を強行したことを受けて国連安全保障理事会が採択を目指す決議案をめぐる米国と中国の協議が8日、本格化した。パワー米国連大使は中国国連代表部を訪問し、中国側幹部と会談した。決議に盛り込む対北朝鮮制裁の強化策を討議したもようだ。
一方、安保理が6日に発表した北朝鮮への非難声明をめぐり、米国が「強力な」追加措置を目指すと明記すべきだと主張したのに対し、中国が「適切な」対応を取るとの表現も併記するよう要求していたことが判明。中国が強力な追加制裁に慎重姿勢なことを示唆した可能性もあり、今後の決議案交渉では曲折も予想される。