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ソウルなどに米韓批判ビラ 北朝鮮が風船で飛ばしたか
1月13日 14時42分

韓国の首都ソウルなどで13日午前、韓国やアメリカを批判する大量のビラが落ちているのが見つかり、韓国が再開した宣伝放送に対抗して、北朝鮮が風船につけて飛ばしたものと見られています。
韓国軍の関係者によりますと、12日午後と13日未明、軍事境界線を挟んだ北朝鮮側から、大型の風船のようなものが韓国側に飛んできたのが確認され、その後13日午前中にソウルや隣のキョンギ(京畿)道で、大量のビラが落ちているのが見つかったということです。ビラは縦4.5センチ、横12センチで「戦争のきっかけとなる心理戦放送を直ちにやめろ」とか、「アメリカは時代錯誤の敵視政策をやめろ」などと、韓国やアメリカを批判する内容が書かれています。
これについて韓国軍は北朝鮮による4回目の核実験を受け、韓国政府が軍事境界線近くで再開した北朝鮮向けの宣伝放送に対抗して、北朝鮮が風船につけて飛ばしたものとみて、詳しく調べています。
韓国では脱北者らの市民団体などがたびたび、キム・ジョンウン(金正恩)政権を批判するビラを風船につけて、北朝鮮に向けて飛ばしていますが、北朝鮮が韓国側に対してビラを飛ばしてきたのは、3年ぶりだということです。

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