安倍晋三首相は10日、山口県長門市内の後援会会合で、北朝鮮の核実験を踏まえた日本独自の制裁強化について、自民党が昨年6月に提言した北朝鮮への送金の原則禁止を盛り込んだ案を参考に検討していく考えを示した。「自民党の案を参考に厳しい対応をしていく」と述べた。

　首相は10日放送のNHK番組では、独自制裁に関し「検討を指示した。北朝鮮が核実験は不利だと認識するよう、国際社会が結束して対応することが大切だ」と強調。「断固たる、毅然とした姿勢で対応していく」とも語った。番組は9日に収録された。