辺野古護岸工事を先送り、政府
宜野湾市長選への影響懸念
2016年1月10日 00時12分
辺野古沿岸部=15年10月、沖縄県名護市 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先、名護市辺野古沿岸部を埋め立てるための護岸工事で、政府は、前段に当たる大型コンクリート製ブロックの海中投入を、24日投開票の宜野湾市長選後に先送りする方針を固めたことが9日、分かった。政府関係者が明らかにした。
市長選は辺野古移設を進める政府が支援する現職と、辺野古反対の翁長雄志知事らが擁立した新人による一騎打ちの構図。移設作業が選挙に影響するのを懸念したとみられる。
工事主体の沖縄防衛局は昨年10月29日、埋め立て本体工事に着手。海上では11月、複数のブロックを積んだ作業船を搬入した。