中国、制裁決議採択まで数週間　北朝鮮と対話重視

　【ニューヨーク共同】中国の劉結一国連大使は１２日、北朝鮮の核問題に関し対話による解決を重視すると強調し、国連安全保障理事会が採択を目指す新たな対北朝鮮制裁決議案の採択には「数週間かかるかもしれない」と述べた。国連本部で共同通信の取材に答えた。

　米国主導で作成が進む制裁決議案をめぐっては、常任理事国として拒否権を持ち、北朝鮮の友好国でもある中国が制裁強化をどこまで受け入れるかが焦点となっている。

　劉大使は北朝鮮核問題を扱う６カ国協議を念頭に同国と交渉することが、朝鮮半島の非核化や安定化と同様に重要だと指摘した。