01月12日 19時28分
福山市の介護事業所で、介護福祉士の職員が去年、入居している認知症の男性を虐待したとされる問題で、警察はすでに退職した37歳の元職員を暴行の疑いで逮捕しました。
逮捕されたのは、福山市御幸町の介護事業所、「グループホームかざぐるま」の元職員で、介護福祉士の岡崎正晶容疑者(37)です。
警察の調べによりますと、岡崎元職員は、去年4月と5月の2回、当時、勤務していた介護事業所に入居している85歳の認知症の男性を押し倒し、両足にプロレスの技をかけたとして暴行の疑いがもたれています。
調べに対し、「間違いありません」と供述し、容疑を認めているということです。
福山市は匿名の情報提供を受けて調査したところ虐待が発覚し、市は先月、介護事業所に対して入居者の新規受け入れを6か月間停止する行政処分をしていました。
岡崎元職員はすでに自主退職し、事業所は先月、刑事告発していました。
警察は暴行したいきさつなどを調べることにしています。
「グループホームかざぐるま」の管理者は、「被害者とその家族など関係者の方に申し訳なく思っています。2度とこのようなことが起きないよう再発防止に努めます」と話しています。
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