エンジニア x ニッチ(特化)なサービスを調査、「これは流行りそう...!」と思ったサービスを10個ご紹介。 誰もが知っていそうなサービスは含んでません。「俺はエンジニア向けサービス詳しいぜ!」という方も安心して御覧ください。
CI(継続的インテグレーション)
DEPLOYBOT
デプロイのためだけのCIサービス。デプロイに特化。 リリースノートページやリリースの度にリリース内容をメモする事が出来る機能、デプロイのトリガーを手動で実行することが出来る「デプロイ」ボタン機能などがある。 1リポジトリの「Hobby」ユースであれば永年無料。
Codecov
コードのテストカバレッジの計測のためのCIサービス。 プルリクエスト毎にカバレッジの上昇、下降を計算し、GitHub Commit Statusなどに表示する。ブラウザの拡張機能でGitHub/BitBucketのコード部分にテストコードを各行が通過したかどうかを表示することが出来る。
tutum
Docker Imageのビルド〜デプロイを行うCIサービス。コードをデプロイするのではなく、コンテナごとデプロイするが、「コードにフォーカスするために」作られたサービスであるため、CIサービスと言えるはず。余談ですが、日本語の「包む」から来ているんじゃないかと思うサービス名ですが実際は不明です。
パフォーマンス・エラー監視
opbead
「開発者のための」パフォーマンス・エラー・リリースの監視SaaS。 コードベースで処理が遅い箇所や例外が発生した箇所を可視化することが出来るサービス。NewRelicとBugSnag(Airbrake)を足して2で割ったようなサービス。また、リリースノート(リリースバージョン毎に含まれるコミットの一覧)を閲覧することも出来る。24時間しかデータが保持されないプランであれば永年無料
SKYLIGHT
Railsアプリケーションのためのパフォーマンスプロファイラサービス。 NewRelicのRails特化版のようなサービス。月間10万リクエストまでは無料で利用可能。
StatusCake
レスポンスタイムの監視サービス。レスポンスタイム、ダウンタイム、ドメインやSSL証明書の監視が出来るサービス。実際のブラウザを使った監視が出来る。 5分おきの監視は無料。実際のブラウザを使用する機能は使えないなどの機能制限はあり。
StatusCake | Website Uptime Monitoring & Alerts – Free Unlimited Downtime Monitoring
Takipi
コードベースのエラー監視SaaS。 コードだけでなく、コードの実行状態、例えば、エラーが起きた部分での変数の中の値などまで見ることが出来る。JavaやScalaなどのJVM系言語に対応。New RelicのプラグインやNew Relicとの比較ページもあり、かなりNew Relicを意識したサービス。1JVMまでは無料で利用できる。
TaaS
rainforest
テストをシンプルに、早く実行するためのサービス。
Rainforest QA - QA as a Service - Say No to Old-School QA!
日本発のTaaS 2選
コードレビュー
Refactor.io
外部の人にコードレビューとリファクタをお願いするときに便利なサービス。コードを投稿するとそのコード用のレビューページが作成され、そのページを訪れた人にリファクタリングをしてもらう事ができる。コードを非公開にすることも出来る。標準では公開設定なので、このサイトを訪れた人だれでもがコードを見てリファクタリングすることが出来る。
SideCI
まとめてみたら9個しかなかったので、10選にするべく、追加しましたラスト一個。 私たちが提供しているコードレビューのためのCIサービス。 Ruby, PHP, JS, Pythonなどの言語のコードを自動的に解析し、GitHub PullRequest上に問題点をコメントするGithub連携サービス。プライベートリポジトリでも個人利用ならほぼ無料のプランがある。
おわりに
昨年はWeb系に限定してもDocker, Golang, React.jsなどなど色々な技術とトレンドの変遷がありました。今年はどんな記述とサービスが有名・デファクト・スタンダードになっていくでしょうか。楽しみにしつつ、トレンドの周回遅れにはならないように、楽しみ続けたいですね。
2016年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。