こんにちは、マーケティンググループのこばやしです。
このブログではいつも、自分が食べたカレーのことを書いてきたんですけれど、今回は「トレタにおける自分の仕事」について、ちょっと書いてみようと思います。
トレタのウェブサイトには、すべての社員を写真入りで紹介する「スタッフ紹介」というページがあります。
そこでぼくは「マーケティンググループ ワンボイス」として登場しています。
ワンボイス。
何か、いつの間にか、そんな役割名が付いていましてですね。本人がいちばん驚きました。
正直な話、何のことかよくわかりませんでした。なので、調べてみたのです。
するとですね、どうやらマーケティングやブランディングの用語らしいということがわかりました。
そして、こんな説明を見つけたんです。
一つのブランドで全ての企業活動をカバーしようとするシングルブランド戦略。
ワンボイスとは、ブランドを語るときの語り口や表現方法まで一つに統合していこうとする考え方。
〜(ワンブランドワンボイスとは | ブランディング用語集 | グラムコ株式会社)より
これを読んで、ああなるほど、と思いました。
ぼくがいま(というか、ジョインしてからずっと)やっている仕事って、ぐるっとまとめると、間違いなく「ワンボイス」という考え方に基いた仕事なんですね。
もう少し具体的に、ぼくがトレタでやっている仕事をリストアップしてみますと
・ウェブサイト コピー
・導入事例記事
・採用コンテンツ記事
・プレスリリース原稿
・メール原稿
・アプリ 文言
・広告・パンフレット コピー など
といった感じになります。これらのテキストを一から作ったり、誰かが書いた下書きをリライトしたり。ようするに、トレタが発信するほとんどすべてのテキストを作ることに関わってるわけです。
ぼくは、もともとライターとしていろんな雑誌に記事を書いたりしてきたので、トレタにジョインしてからずっと、その延長線上でテキストを書いたりいじったりしてきました。いちおうトンマナとか用語の統一とかには気を配ってきたわけですけど、そういった役割に加えて、トレタを表現するときの「ことば」や「言い回し」の「あるべき姿」みたいなものを作り上げていくのが、おそらくは「ワンボイス」としてのぼくの役割なんだろうなあと考えています。
でも、これってとても難しいことです。たぶん、まだ「こばやしのことば」で語っているところが多いはずで「トレタのことば」になっていません。そもそも「トレタのことば」って何なのかってところから考えなくてはならないと思っています。
その「トレタのことば」のヒントになりそうなものが、トレタのサービス開始に先立ってウェブサイトを作る際に、ひとし社長が作成したクリエイティブブリーフのなかにありました。一部抜粋しますね。
・従来の業務ツールは、メニューが多く、ごちゃごちゃしていて、洗練されていなくて、読みづらくて、理解しづらいものが多かった。トレタではすべてその逆を目指したい。
・シンプルで、洗練されていて、分かりやすいものであることが必須。
・飲食店において最も重要な情報をお預かりするサービスなので、信頼感を大切にしたい。
・飲食店の方々は時間のない方が多いので、文字数は少なく、できるだけサクサク読めてしっかり理解できるようは気遣いが必要。
・「自分たちでも使えそう」と感じてもらうため、素っ気なく冷たい印象にならないように配慮し、フレンドリーさを大切にしたい。業務系ツールだからといって必要以上に慇懃になったり堅苦しい言葉遣いにならず、カジュアルなトーンを大切にしたい。
(2013年8月19日に作成されたクリエイティブブリーフより)
このなかに登場するキーワードを拾ってみると、何となく「トレタのことば」のイメージの輪郭が現れてくるような気がします。たとえば、こんなキーワードです。
「シンプル」「洗練」「分かりやすい」「信頼感」「フレンドリーさ」「カジュアル」
このキーワードは、サービスとしてのトレタそのものが持っている(あるいは目指している)イメージでもあるわけで、ということは「トレタのことば」も同じ表情を持っているべきだと思います。
と、そんなわけで2016年、こばやしはこの「トレタのことば」を、もっと明確に・きちんと整理することに全力を傾けたいなと考えています。カレーを食べたり遊んだりしながらですけど、それはそれとして。