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 「養豚場計画地」の看板を立てて土地の売買を妨害したとして、福岡、山口両県警は12日、指定暴力団合田一家(本部・山口県下関市)トップの末広誠容疑者(74)ら計7人を威力業務妨害などの疑いで逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。

 捜査関係者によると、末広容疑者らは昨年7月、販売計画が進んでいた下関市内の土地の隣に、「養豚場計画地」とうそを記した看板(幅1・8メートル)2枚と日本国旗2本を設置し、売買の業務を妨害するなどした疑いがある。

 販売用地は福岡市中央区の不動産会社が昨年4月、約6千万円で取得し、北九州市小倉北区の不動産会社が販売を受託。1億数千万円で売買が決まりかけていたが、この妨害行為の影響でとりやめになったという。