ニュース詳細
中国の貿易総額 6年ぶりに前年比減1月13日 13時09分
k10010369661_201601131317_201601131318.mp4
中国の去年1年間の貿易総額は3兆9000億ドル余りで、日本やヨーロッパ向けの輸出が振るわず、国内の投資の冷え込みなどを背景に輸入も落ち込んだことから、6年ぶりに前の年より減少し、中国経済の減速が貿易の面からも鮮明になりました。
中国の税関総署が発表した貿易統計によりますと、去年1年間の輸出額は2兆2765億ドル余りで、日本やヨーロッパ向けを中心に衣料品や靴といった製品が落ち込んだことなどから、前の年より2.8%減少しました。また、輸入額は国内の投資の冷え込みで石炭や銅の輸入量が落ち込んだほか原油や鉄鉱石の価格が下落したことなどから、1兆6820億ドル余りと、前の年より14.1%減少しました。
この結果、貿易総額は3兆9586億4400万ドルで前の年より8%減少し、リーマンショックの後の2009年以来、6年ぶりに減少に転じました。中国政府が公表していた6%程度の増加という去年の目標も大きく下回り、中国経済の減速が貿易の面からも鮮明になりました。
また、記者会見した中国税関総署の黄頌平報道官はことしの貿易の見通しについて「世界の経済は低成長で外需が振るわない状況は変わらず、貿易の発展は依然多くの困難に直面している。ことし第1四半期は、輸出への圧力が大きい」と述べ、当面厳しさが続くという見方を示しました。
この結果、貿易総額は3兆9586億4400万ドルで前の年より8%減少し、リーマンショックの後の2009年以来、6年ぶりに減少に転じました。中国政府が公表していた6%程度の増加という去年の目標も大きく下回り、中国経済の減速が貿易の面からも鮮明になりました。
また、記者会見した中国税関総署の黄頌平報道官はことしの貿易の見通しについて「世界の経済は低成長で外需が振るわない状況は変わらず、貿易の発展は依然多くの困難に直面している。ことし第1四半期は、輸出への圧力が大きい」と述べ、当面厳しさが続くという見方を示しました。