一日署長の選び方や人選は、実は署の特色や活動のテーマによっても変わるらしい。「高齢者を対象とした施策の場合であれば、若者に人気のあるアイドルより、地元の中高年に人気のある人物に依頼する」といった具合だ。
東山署で高齢者施設での交通安全指導をしたのは祇園の舞妓、富久春(ふくはる)さんだった。舞妓は同署が管轄する東山区の象徴的存在であり、地元にも広く親しまれている存在だ。地元の高齢者たちには、なじみの薄い芸能人よりも舞妓が登場する方が、反応がいいのかもしれない。
中京署の一日署長になり、オープンカーに乗って防犯パレードを行ったアイドルグループ「AKB48」の太田奈緒さんは、京都府出身という点が大きい。当然、子供から大人まで幅広いファンを抱える超人気アイドルグループの一員ということも重要なポイントだったのだろう。
このほか、テレビやラジオのアナウンサーや報道機関の記者を選ぶこともある。これは理由がはっきりしていて、「その日の啓発活動が、確実に報道されることが期待できること」。
交通安全運動の期間中などは、全国各地の警察署で一斉にイベントが行われている。報道機関側も数あるイベントの中で、どれを報じようかと選んでニュースにしている。警察署もニュースで報じられれば、その分、アピール効果があるとみているのだ。
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明治安田生命の新企業イメージCM「ささえあう幸せ」篇がWeb上で配信中。同社の“家族の幸せを一生涯支え続けたい”という想いを込めて制作したという。CMソングには、小田和正氏の楽曲「今日もどこかで」を採用。仲睦まじい夫婦の若かりし頃と現在の写真を通じて、ふたりが寄り添い、支えあって歩んできた姿や時間を想像させる内容となっている。