中国の土砂崩落 死者69人に 関係者など16人逮捕

1月13日 10時52分

中国南部、広東省の工業団地で、先月、起きた土砂の崩落事故で、死亡が確認された人の数は６９人に増え、捜査当局は土砂の処分場の管理会社の関係者などを逮捕し、管理の実態を調べています。

中国南部、広東省深センの工業団地で、先月２０日、大量の土砂が崩落して、工場や住宅など合わせて３３棟が土砂に埋まりました。３週間余りがすぎた今も現場では軍や警察による捜索活動が続いていて、国営の新華社通信は、これまでに６９人の死亡が確認され、８人の行方が依然として分かっていないと伝えました。
崩落事故について中国政府は、処分場に大量の建設残土が積み上げられていたのが原因だとみていて、捜査当局は処分場の管理会社の関係者など合わせて３１人を容疑者として特定し、このうち１６人を逮捕しました。捜査当局は容疑者らから事情を聴いて、処分場の管理の実態を調べています。
※センは「土」へんに「川」