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東京 原油の先物価格 一時11年ぶりの安値に
1月13日 11時21分

13日の東京商品取引所は、中国経済の減速で原油の需要が低迷するという見方などから、原油の先物に売り注文が出て、先物価格は一時、11年ぶりの安値水準まで下落しました。
13日の東京商品取引所は、原油の先物に売り注文が出て、取り引きの中心となることし6月物の先物価格は、1キロリットル当たり一時、12日より300円以上値下がりし2万2450円となり、平成17年1月以来11年ぶりの安値水準まで下落しました。これは、12日のニューヨーク原油市場で中国経済の減速で需要が低迷するという見方から売り注文が相次ぎ、国際的な原油取引の指標とされるWTIの先物価格が一時、1バレル=30ドルの大台を割り込んだ流れを受けたものです。その後は、12日に3000円以上急落した反動から、買い戻しの動きが出て、先物価格は12日よりも上昇し、1キロリットル当たり2万3000円台で取り引きされています。
市場関係者は「原油は中国経済の減速などで需要の増加が見込めず、供給過剰な状態が長引くとみられている。投資家の警戒心は根強く、引き続き不安定な値動きが続きそうだ」と話しています。

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