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こんな感じで江戸川乱歩小説の表紙を作ってみましょう
今年は江戸川乱歩の没後50周年!
……ということで、江戸川乱歩作品の著作権保護期間が過ぎてパブリックドメインとなったのです。 「ローマの休日」など、著作権が切れた名作映画がやたらと安い値段でDVD販売されていたりしますが、それと同じように今年からは江戸川乱歩の小説を誰でも勝手に出版し、販売してもオッケーということ。 いつかボクが乱歩本を出版する時のために、 表紙を作っておきましょう!? > 個人サイト Web人生 江戸川乱歩がフリー素材に!江戸川乱歩作品なんて、いまだに新しく映像化されることもある、まだまだ現役感みなぎる小説。それが著作権フリー状態で使用できるとは……こりゃスゴイ!
中学生の頃から全集とかをシコシコ買い集めていた立場からすると、「もうタダで使えるんだ……」というのは若干、複雑な気持ちもありますが。 タダでも読めるようになるんだね……
さて、いくら小説を自由に使用できるようになったといっても、現在出版されている書籍の表紙や挿絵などはまた別の権利となるので、それをそのまんま印刷して出版するわけにはいかないのです。
……ということで、江戸川乱歩小説の表紙を自作していきたいと思います。 表紙がカッコイイ江戸川乱歩本江戸川乱歩の本って、色々な出版社から出ていますが、どれも表紙がホントにカッコイイんですよね。
おどろおどろしい春陽堂の「江戸川乱歩文庫」もカッコイイし
天野喜孝が描いている、講談社の「江戸川乱歩推理文庫」もナイスですね〜
もちろん、ポプラ社の「少年探偵団」シリーズもサイコー!
そんなカッコイイ表紙たちに負けない表紙を作りたいということで(?)、いーっぱいある乱歩作品の中でも、わりとメジャーな「人間椅子」をテーマに作っていきたいと思います。
「人間椅子」でオリジナル表紙を「人間椅子」とは、
容姿が醜くてコンプレックス全開の椅子職人の男が、デッカイ革張りのひじかけ椅子を注文されたことをきっかけに、椅子の中に空洞を作り、そこに入り込んで生活するという話。 ホテルに納品された椅子から夜中にコッソリと抜け出して盗みを働いたり、座る人の身体の感触を楽しんでムッフッフしたり、さらには転売された先の奥様に恋をして……。 「人間椅子」は、そこからのオチが面白いので、読んだことない人は「青空文庫」とかで公開されたら是非読んでみてください! 短編集などにはだいたい収録されている、超代表的な短編作品です
さて、とにかくこの「人間椅子」をもとに、色んな表紙を作っていきましょう。
まずは、てんとう虫コミックス風から。 はい、こういう方向性です
うん、真面目に表紙を作る企画じゃないよ。
江戸川乱歩を口実に、色んなパロディ表紙を作って行こうという記事です。 女の子が「この椅子ステキ〜」とかいっているけど、実は椅子の中に男が隠れている……的な場面を藤子・F・不二雄風に描いた表紙。 こう見ると、そういう秘密道具っぽく見えますね!? 単行本の中のエピソード風
ああ、こっちの方が秘密道具感が出ますね。
「てけてけん……にんげんいす〜」 という大山のぶ代の声が(もしくは水田わさび)聞こえてくるようですよ。 「てんとう虫コミックス」のもくじ風
それじゃあ、てんコミのもくじ風に乱歩作品のタイトルを並べてみたら、全部ドラえもんの秘密道具っぽく見えるのでは……? と思って作ったのがこちら。
うーん、やっぱり乱歩の濃厚な個性が強く出すぎていて、あんまりドラえもん感は出なかったですね。
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