世界最大規模のお酒コンペイベントであるIWC(インターナショナルワインチャレンジ)、2011年その頂点である「チャンピオン・サケ」に選ばれて以来、一気に知名度と人気を増した佐賀県のお酒です。非常にバランスの良い酒質はまさに万人向けで、日本酒初心者にも鉄板で進められる銘柄の一つだと個人的に思っています。
入手難易度は上記銘柄よりかなり落ち、頑張ればネット通販でも各スペックを入手することはできますが、やっぱり売り切れは異様に早いです。入荷時期を事前に確認するなり、酒屋さんのメルマガを即チェックするなどの心がけは必要でしょう。
6.その他銘柄
他に個人的に最近売り切れが早いと感じた銘柄は以下の通り
■花陽浴(はなあび)
最近ネットの口コミ等でぐわっと人気が出た感じの銘柄。爽やかでしっかりとした甘味が特長の私のお気に入り銘柄。
■射美(いび)
日本最少クラスの生産石数でオンリーワンの味わいであるため、マニア人気が高い印象の銘柄。オリジナル酒米「揖斐の誉」を使ったやさしい甘口のお酒。
■獺祭(だっさい)
ここ数年メディアへの露出が増えた関係で、2014年現在見事に入手困難状態。ここで書いた他のお酒とは少し毛色が違いますね。個人的には、いつでもどこでも飲めてこそ魅力の出る、万人向けのお酒だと思います。
■限定出荷品
他にも、酒蔵の特定の限定品に人気が出て、出荷即完売みたいになるケースもあります。
関谷醸造「蓬莱泉 純米大吟醸 空」、新政酒造「やまユシリーズ」、新潟第一酒造「山間シリーズ」etc…
ただ、これに関してはバリエーションが多すぎてとても追いきれません。
7.まとめ
これらの入手困難銘柄は露出も多いだけに、「名前ばかりが先行している」「高い割には旨くない」という批判もたまに目にします。が、実際には「誰が飲んでもうまい酒」などはこの世に存在しませんし、これらお酒の通常価格は決して他の銘柄と比べバカ高いというわけではありません。
評判を盲信してラベルで日本酒を飲むのも危ういですが、流行銘柄をまたいで通るのもやっぱり勿体無い。
こんな記事を書いておいて何なのですが、やっぱり最後は「実際に飲んでみて、自分に合うお酒を探す」日本酒の楽しみ方はこれに尽きると思います。
最後にもう一度要点をまとめて記事を〆させていただきます。
1.日本酒をプレミア価格で買うのは危険!
2.家飲みができない銘柄は外で飲むべし!
3.最後は評判より自分の舌を優先しよう!
この記事が一つの参考になれば幸いです。