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50年間働くなら、10年間ずつ5つの仕事を経験したい。

仕事 考えたこと

いまはWeb系の制作ディレクションやWeb編集などの仕事をしているけど、死ぬまでずーっとこの仕事をして生きていくか?と聞かれると、答えは完全にNOだ。

まず、何より飽きる

僕はめちゃくちゃ飽き性なので、いろんな物事にすぐ飽きる。というか、熱しやすく冷めやすいタイプだ。好きな食べものが見つかれば毎日そればかり食べてすぐ飽き、気に入った曲を見つければそればかり聴いてすぐ飽きる。そんな感じで、特定の職業にも、どうせすぐに飽きる。別にいまの仕事に限ったことじゃなく。ただ、スパンは食べ物や曲に飽きる場合よりは多少長いとは思うけれど。

それから、ひとつの業界が栄えている期間は有限だということ。Webなんて、言ってもここ20年くらいで急成長してきた産業だし、僕が死ぬまでにこれまでと同じように成長し続けるなんてことは九分九厘ありえないだろう。かといって、◯◯年後にWebは廃れるなんてのは誰も明言できないし、そこはもう神のみぞ知るところだと思う。

なので、僕は積極的にいろんな仕事に就きながら生きていければいいなと思う。22歳から新卒として会社で働き始め、仮に僕らの世代の定年が75歳だとしたら、53年間は働き続けることになる。その間、ずっと同じ職種を極める人がいてもいいし、いろんな仕事を転々とする人がいてもいいと思うのだ。でも僕はなにかを極めたいという欲がなく、どちらかと言うといろんなことを経験してから死にたい。

具体的には、50年以上働くとしたら、10年間くらいずつ5つの職業を経験してみたいなと思う。もっと短くてもいいかも。まぁでも、10年は、「極める」とまではいかずとも、その仕事の本質を見抜くには十分過ぎる期間だと思う。

こういうマインドでいたほうが、日々の仕事に対する姿勢も変わってくるはずだ。なんせ、明確なリミットがある。たった10年しかない。そこでどれだけ積み上げられるかのゲームだ。人間の人生と同じで、「死」を意識した瞬間に日常が輝き出す、みたいなことは仕事でもあるんじゃないかと思う。

なので、直近の目標で言うと、32歳になった頃には全く別の業界・職種の仕事をしていたい。もし、「そんなにコロコロ仕事を変えるとは根性が足らん!けしからん!」と言われたら、「うるせぇ」と思う。余談だけど、ネットの人はもっと他人の意見に対して「うるせぇ」という気持ちを持ってもいいんじゃないだろうか。

これはもう好き嫌いの問題だ。バイキングを例にしてみると、例えば一つの大皿にカレーをたっぷり注ぐ人もいれば、いろんなメニューをちょこっとずつ盛り付ける人もいるだろう。そういうことだ。良し悪しの問題じゃない。この例で言うと僕は後者のような職業人生を送りたいと思う。

そうだ、もう一つ理由があった。50歳くらいになったときに、全く初めて知り合う同年代の人と話す機会があったとしよう。そのときに、「これまでずっと同じ仕事に打ち込んできました」という人より、「これまで◯◯と、◇◇と、△△と…」と、多種多様な職業についての経験を語ってくれる人の方が、単純におもしろそうだなと思ったから。僕なら、そういう人と話してみたいし、自分もそうなってみたいなと思う。(念のためにいっておくと、別に前者のような働き方をしていたり、目指している人をディスっているわけではない。前にも書いたが、これは好き嫌いの問題だ。)

次の仕事はどうしようか。とりあえず、死ぬまでに一度ピザ職人にはなってみたいと思う。俺なりのマルゲリータを求めて…。

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