一般論じゃなくて個人的な話です。私は冬になるとブログ更新がパタッと止まりがちで。
吐く息が白くなり、コタツにスッポリと身体をうずめるようになった頃、ふと気づけばブログが放置状態に。あくまで私の場合ですけど、これまでのブログ活動を振り返るとそういうパターンが多かったです。
年末年始の休みをキッカケにブログを始め、季節がグルッと回って冬になり、開始から1年が経過したころ更新がパタッと…… そしてさらに1年後、ブログへの欲求が再度昂ぶりまた始める、みたいなパターンの繰り返し。
寒くなることとブログの更新が止まること。
両者には何かの因果関係でもあるのでしょうか? うん、これはありそうですね。
原因として考えられるのは、寒くなって体の活動が徐々に下がり、その結果頭の活動の方も鈍ってくるのではないかってことです。ブログの記事を書くという作業が自転車のペダルをこいで電気を点灯させるような作業だとしたら、寒い季節はそのペダルをこぐ力そのものが落ちてくるように思います。
これまではブログが止まる原因として、おもにこんな流れを考えていました。
- ブログに時間を使い過ぎて他の趣味などに使う時間が減り、それらよるインプットが枯れてくる
- ブログに飽きてきてモチベーションが下がる。
ブログを書くというのはある意味アウトプットする作業ですので、1. と2. のように当然インプットが枯れてくればおのずとアウトプットする意欲も下がってくるのでしょう。
しかし1.と2.だけでは、冬にブログの更新が途絶えやすいというパターンの説明にはならないですよね。やはり他にも原因がもう一点。寒さそのものが原因じゃないか? と最近では思うようになりました。寒さで体の活動そのものが落ちてくる。その結果、いつの間にか頭の活動も落ちてくる。
先ほどの例で行けば、冬はペダルをこぐ力そのものが落ちてきていることに自分自身が気づかないでいる。冬はそういう状態に陥りやすいんじゃないでしょうか。
上のように考え始まったのは、先月読んだ「喜嶋先生の静かな世界」の一節がキッカケでした。
この本の著者・森博嗣さんは、2015年秋アニメ「すべてがFになる」の原作者。アニメを見て森博嗣さんに興味がわき、図書館でこの本を借りてきました。
では、ところどころ省略しながらですが、本の中からキッカケとなった一節を引用したいと思います。
― たまに意識してゆっくりと歩く。それから深呼吸をした。
呼吸をすると、気持ちが落ち着く。考えるために、コンスタントに体調を維持したい。食事はなるべく減らして、空腹に近い状態がベストだった。食べない方が頭が回るし、睡眠時間を短くできるからだ。
体力的な無理をしないし、アップダウンの振幅を抑えて生きている。身体というものは、頭を働かせる発電所みたいな役割なのだ。同じ回転数で、止まらないように気をつけて運転する。発電所がいくら頑張ったところで、思考の能力に関係はない。それよりも、一定の電気を供給することが使命なのだ。 ―
(p.314より)
「喜嶋先生の静かな世界」は、頭を使って考えることが仕事(研究者)の人たちを主軸においた主人公による日記のような話です。考えること、頭を使うことが仕事の人は、なるべく頭の効率を高めるために世間の波風によるアップダウンなどを避け、静かな世界を生きていると思う、みたいな話。
ブログをやっていると、頭のどこかでブログに置きかえる癖がつくものですよね。
本書を読んだ時も同様でした。
- 身体は頭を働かせる発電所
- 同じ回転数で止まらないように気をつけて運転
- (身体は頭に)一定の電気を供給することが使命
このあたりはブログにも通ずるものがあるなと。
もちろんブログだけでなく、例えば資格試験に向けて勉強している方々や受験生などなど、多くの人に通ずるものがあると思います。
で……
冬にブログ更新が止まりがちなのは、寒さによって体の活動が鈍り、頭に対する電気の供給量が減るからじゃ? みたいに思ったという次第です。私にとって冬は要注意な季節だなぁ。
はてなブログを始めて一年が過ぎました。
前のブログを約7ケ月放置したあと、2014年の年末休みにブログ開設準備にとりかかり、2015年1月1日付けで最初の記事をアップ、という経緯。
最初は1年を超えたという事を記事に書こうと思っていたのですが、いざパソコンに向かって記事の内容を考え始めたら気が変わりました。何だか自分は冬に始まり冬に終わるパターンが多い。それは何でだろう? あ、じゃあそれを記事にしようか、という感じです。案の定、12月初旬から1月初頭にかけても更新が1ケ月弱止まっていましたし。
ははっ、冬はやっぱ要注意だ。
まあそんなわけで。
はてなブログ2年目の今年もどうぞよろしくお願いします。
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