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高浜原発 重大事故を想定した訓練始まる1月11日 18時54分
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関西電力が今月下旬の再稼働を目指している福井県の高浜原子力発電所で、11日から重大事故を想定した大がかりな訓練が始まりました。
高浜原発3号機と4号機には、新しい規制基準に基づいて、重大事故に備えた非常用の設備や機器が増設され、これらを使った事故対応の訓練が11日から3日間の日程で始まりました。
訓練は、3号機と4号機とも配管が破断して原子炉を冷やす冷却水が失われ、20分足らずで核燃料が溶け始めるという想定で行われ、合わせておよそ80人の所員らが参加しました。このうち3号機では、緊急時に原子炉格納容器を冷やす作業の訓練が原子炉建屋の隣の敷地で報道陣に公開されました。所員らは、新たに配備された格納容器に海水を入れる仮設のポンプを用意し、ポンプに電気を送るために電源車とケーブルをつなぐ作業や格納容器を冷やす水を送り込むホースをつなげる作業を手順を確認しながら行っていました。
今回の訓練は、原発事故のあと、国の検査に新たに加えられたもので、原子力規制庁の検査官20人余りが立ち会い、決められた時間や手順どおりに行われているかを確かめていました。
関西電力は、今回の訓練やその後の検査で問題がなければ、今月下旬に高浜原発3号機の原子炉を起動し再稼働する予定で、4号機は来月下旬の再稼働を目指しています。
訓練は、3号機と4号機とも配管が破断して原子炉を冷やす冷却水が失われ、20分足らずで核燃料が溶け始めるという想定で行われ、合わせておよそ80人の所員らが参加しました。このうち3号機では、緊急時に原子炉格納容器を冷やす作業の訓練が原子炉建屋の隣の敷地で報道陣に公開されました。所員らは、新たに配備された格納容器に海水を入れる仮設のポンプを用意し、ポンプに電気を送るために電源車とケーブルをつなぐ作業や格納容器を冷やす水を送り込むホースをつなげる作業を手順を確認しながら行っていました。
今回の訓練は、原発事故のあと、国の検査に新たに加えられたもので、原子力規制庁の検査官20人余りが立ち会い、決められた時間や手順どおりに行われているかを確かめていました。
関西電力は、今回の訓練やその後の検査で問題がなければ、今月下旬に高浜原発3号機の原子炉を起動し再稼働する予定で、4号機は来月下旬の再稼働を目指しています。