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危険性ある病原体の管理方法の点検求める 厚労省1月10日 4時32分
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熊本市にある血液製剤などのメーカー「化血研」が生物テロにも使われるおそれのある「ボツリヌス毒素」を運ぶ際に必要な届け出を怠っていた問題を受け、厚生労働省は研究機関や製薬会社に対し、危険性のある病原体の管理方法を点検するよう求めました。
この問題は熊本市にある血液製剤などのメーカー「化血研」=「化学及血清療法研究所」が食中毒の治療薬など医薬品の原料に使われる「ボツリヌス毒素」を運ぶ際、法律で定められた届け出をしていなかったもので、厚生労働省は8日、化血研に対し再発防止の徹底を求める行政指導を行いました。
生物テロに使われるおそれがある病原体などを運ぶ際には都道府県の公安委員会への届け出が義務づけられていて、厚生労働省はこうした病原体などを所持している全国の研究機関や製薬会社などを対象に管理方法を点検し、ことし3月までに報告するよう求めました。
厚生労働省は管理が適切に行われていなかったケースが明らかになった場合は立ち入り検査を行うなど指導を強化することにしています。
生物テロに使われるおそれがある病原体などを運ぶ際には都道府県の公安委員会への届け出が義務づけられていて、厚生労働省はこうした病原体などを所持している全国の研究機関や製薬会社などを対象に管理方法を点検し、ことし3月までに報告するよう求めました。
厚生労働省は管理が適切に行われていなかったケースが明らかになった場合は立ち入り検査を行うなど指導を強化することにしています。