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パレスチナ 難民キャンプの町をカラフルに
1月11日 7時55分

パレスチナ 難民キャンプの町をカラフルに
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パレスチナ暫定自治区のガザ地区で、明るい話題の少ない難民キャンプの町を地元のアーティストが鮮やかな色のペンキで塗るプロジェクトが完成し、灰色一色だった難民キャンプが明るく彩られました。
ガザ地区の海沿いにある「ビーチ・キャンプ」は、ガザ地区で3番目に大きいパレスチナ難民キャンプで、イスラエルの建国などによって土地を追われたパレスチナ人やその子孫、8万7000人が暮らしています。
このキャンプの建物を鮮やかな色のペンキで塗って町の雰囲気を明るくしようという取り組みが、パレスチナの企業と地元のアーティストの協力の下、行われ、このほど完成しました。
建物の外壁は、黄色や水色、それにピンクなどの明るい色で海沿いの1.5キロにわたって塗られ、灰色一色だった難民キャンプが明るく彩られました。
ガザ地区の難民キャンプは、イスラエルとの紛争や経済封鎖の影響で生活環境が悪化の一途をたどり、貧困や高い失業率が恒常化しています。
住民からは「以前は古く、ほこりっぽかった難民キャンプの姿が見違えるようになりました」と歓迎する声が聞かれる一方、「色を明るくしたところで人々の苦しみは変わりません」と話す人もいました。

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