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イラン外相 シリア和平協議で建設的対応を強調
1月11日 4時14分

イラン外相 シリア和平協議で建設的対応を強調
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内戦が続くシリアで、それぞれ異なる勢力を支援するサウジアラビアとイランの対立が深まり、和平協議への悪影響が懸念されるなか、イランのザリーフ外相が国連の特使と会談し、影響が及ばないよう建設的に対応する考えを強調しました。
シリアの内戦では、イランなどがアサド政権を、サウジアラビアなどが反政府勢力をそれぞれ支援しており、サウジアラビアとイランの外交関係の断絶など、両国の対立の深まりが内戦の終結に向けた和平協議に悪影響を及ぼすことが懸念されています。
こうした状況を巡って、イランのザリーフ外相は10日、国連でシリア問題を担当するデミストラ特使と会談しました。
国営通信などによりますと、この中でザリーフ外相は「サウジアラビアがシリア危機の解決に悪影響を与えることは許さない」と述べ、イラン政府としても今月下旬に予定される和平協議に影響が及ばないよう建設的に対応する考えを強調しました。
デミストラ特使は、内戦の終結に向けてイランの協力が重要だと応じたということです。
一方のサウジアラビアも今月5日、デミストラ特使に対して「シリアの危機の政治的な解決を目指す姿勢に変わりはない」と伝えていて、対立を深める両国がシリア内戦の終結に向けてどこまで協力できるのかが大きな焦点となっています。

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