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シリア外相 和平協議に参加の意向1月10日 0時23分
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泥沼化しているシリアの内戦を巡り、今月下旬にも予定されている政府側と反政府側の和平協議についてシリアのムアレム外相は参加の意向を示すとともに、「テロ組織のリストを確認する必要がある」として過激な勢力が入り乱れる反政府勢力側を強くけん制しました。
今月下旬にもスイスのジュネーブで開かれる予定のシリアの政府側、反政府側の和平協議を巡り、国連のデミストラ特使は9日、シリアの首都ダマスカスを訪問しムアレム外相と会談しました。地元メディアによりますとこの中でムアレム外相は「われわれはジュネーブでの協議に適切な時期に参加する用意がある」と述べて政府側として協議に参加する意向を伝えました。
ただムアレム外相は「テロ組織のリストとともに、協議に参加する反政府の組織のリストを確認する必要がある」とも述べ、どの反政府勢力が参加するのかを見極める姿勢を示しました。
実現すればおよそ2年ぶりとなる和平協議を巡っては、過激な組織も入り乱れる反政府勢力がどのような代表団を結成するかが焦点のひとつとなっていて、ムアレム外相の発言は反政府勢力側を強くけん制したものです。
一方、今回の協議を巡っては政府側、反政府側双方の後ろ盾であるイランとサウジアラビアの間で緊張が高まっており、和平協議の開催に悪影響を及ぼす懸念も出ています。
ただムアレム外相は「テロ組織のリストとともに、協議に参加する反政府の組織のリストを確認する必要がある」とも述べ、どの反政府勢力が参加するのかを見極める姿勢を示しました。
実現すればおよそ2年ぶりとなる和平協議を巡っては、過激な組織も入り乱れる反政府勢力がどのような代表団を結成するかが焦点のひとつとなっていて、ムアレム外相の発言は反政府勢力側を強くけん制したものです。
一方、今回の協議を巡っては政府側、反政府側双方の後ろ盾であるイランとサウジアラビアの間で緊張が高まっており、和平協議の開催に悪影響を及ぼす懸念も出ています。