CES 2016で見つけたクールなアイテムたち

2016.01.12 22:00
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ありとあらゆるガジェットや家電が一挙に発表されたCES 2016。ラスベガスの会場まで足を運んだ人も、日本から逐一ニュースをチェックしていた人も、「これは!」というアイテムが見つかったのでは? 今年は車がひときわ大きな盛り上がりを見せていましたが、他にもたくさんクールなアイテムありました!


自転車用スマートグラス

160108gak01.jpg


Garminが発表したスマートグラスVaria Visionは、サイクリストにとっては「これ欲しかった!」なアイテムなのでは? 既存のアイウェアに取り付けて、走行速度などのデータやスマホの着信、ナビゲーションなどの情報を視界上に表示できます。後方からの車の接近も、前を見たまま確認可能。安全かつ快適なサイクルライフが楽しめるというわけです。


LGの、新聞みたいにペラペラ曲がるディスプレイ

160109nlg_ces.jpg

こちらは新聞みたいに曲がる有機ELディスプレイのプロトタイプ。有機ELディスプレイは構造的に変形が可能で薄く、軽量なのが特徴です。将来は折りたためる電子新聞や、画面ごと開いたり閉じたりできるスマホが登場するかもしれませんね!


ディスプレイが分裂して動く、次世代型テレビ

160109_samsung_dancing_tv.jpg


各メーカーがこぞってテレビの薄型化・高詳細化を進めるなか、サムスンが発表したコンセプトは、ディスプレイが躍るように形を変える、というもの。今現在これで何ができるのかはさておき、テレビには意外な進化の可能性があることをほのめかしてくれますね。ちなみにディスプレイがくっついた状態では、つなぎ目は全く見えず普通のテレビとして使えます。


アナログ音源をハイレゾ録音するターンテーブル

20160109_sony_turn_R1.jpg

ソニーは、アナログレコード音源をハイレゾ音源にデジタル変換するターンテーブル「PS-HX500」を発表しました。シンプルで滑らかなデザインは、美しくインテリアとして置いておきたいくらい。お気に入りのアナログレコードの音源を、最大5.6MHzのDSD、またはWAVでも録音して、USB経由でPCに保存。PC用の無料アプリ「Hi-Res Audio Recorder」で、簡単に録音や編集ができるようになります。

スマートファブリーズ

160109jifak01.jpg


Wi-Fi接続可能なファブリーズ噴射機が登場です。「Fabreze Home」は、アプリを使ってスマホやタブレットで噴霧したり、噴霧タイミングなどをスケジュール設定できます。フレグランスカートリッジは2種類あって、気分によって香りも選択OK。家の中だけでなく、スマートホーム規格「nest」と「thread」で繋がることによって外出先からも操作できるようになるとのこと。友人を急きょ家に招待することになっても、家に着く前にシュッとしておいて、素知らぬ顔でいい香りの部屋にご案内できるというわけです。


洗えるIoTシャツ

160109-Image3-R_ces0.jpg


モーションキャプチャがもっと身近になるかも。XenomaのIoTシャツ「e-skin」は、カメラを必要としないタイプの身体センサーで、自分の動きをディスプレイ内部のグラフィックにリアルタイムで反映できます。洗濯機でそのまま洗えるというのも大きなポイントです。ダンサーやスポーツ選手は、これを着てトレーニングをすればフォームチェックができますね。


人が乗り込んで操作するドローン

160108ehang184.jpg


え、人が乗っちゃうの!?という驚きのドローン。発表したのは中国のメーカーEHang。これまでスマートフォンを傾けて操縦する「Ghost Drone」シリーズのドローンを開発してきたのですが、今回の「EHang 184」はコクピット内の座席前に備え付けられたタブレットで操縦します。コクピットはエアコンとWi-Fi完備、1人乗りです。最大積載量は、乗員の体重も含めて260ポンド(約100kg)まで。最長飛行時間はわずか23分です。ヘリコプターのように複雑な操縦技術は不要で、誰でも操れるそうですが、本当に大丈夫なの?と思ってしまいます…。


カシオがスマートウォッチに参入

160106_casio_smartwatch_mtm.jpg


時計のプロ・カシオがスマートウォッチに参入です! 日本人としては、拍手と声援を送りたいニュースですね。アウトドアに役立つ機能をたくさん盛り込んだこの「WSD-F10」。トレッキングでは方位・高度・気圧の計測や天気の変化を知ることができ、サイクリングでは、速度・距離・時間などの走行データを、手元で確認可能です。ディスプレイはカラーとモノクロの2層構造。各種スマートアプリを使用の際はカラーに、時計のみ利用の際はモノクロに、ボタン1つで切り替えが可能です。「時計」としての機能を全うすべく、常に時刻が表示できるというわけです。日本で発売となる3月が楽しみです。


PepperにIBMワトソンの頭脳を搭載

160108_pepperwatsonmtm.jpg


ソフトバンクロボティクスの可愛い働き者ロボットPepper君と、IBMのスーパー人工知能ワトソン合体します。Pepperはこれまでクラウドベースの人工知能を使い、人間のジェスチャーや顔の表情、声のトーンなどを分析していました。そこにワトソンの頭脳が加わることで、Pepperは新たな情報を継続的に学び、蓄積していけるようになります。Pepperとのやりとりが、より自然なものになりそう。ソフトバンクロボティクス・IBM共同のプレスリリースによると、ワトソン搭載のPepper君は「世界の企業に提供」されるそうです。より賢くなったPepper君に会える日が楽しみですね。


source: GarminThe VergeFabreze HomeXenomaEHang via WiredCasioPR Newswireソフトバンクロボティクス

(Aska T.)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
・関連メディア