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フォルクスワーゲン 新車販売1000万台届かず1月9日 9時02分
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ドイツの大手自動車メーカー、フォルクスワーゲンは、グループ全体の世界での新車の販売台数が、去年は、ディーゼル車の排ガスを巡る不正の影響などで前の年に比べて2%少ないおよそ993万台だったと発表し前の年に初めて達成した1000万台には届きませんでした。
フォルクスワーゲンは8日去年、2015年のグループ全体の世界での新車の販売台数が、前の年に比べて2%少ない993万600台だったと発表しました。フォルクスワーゲンは、おととし、世界販売が初めて1000万台を超えておよそ1014万台に達しましたが、2年連続での1000万台突破はなりませんでした。
地域別に見ますと、地元ドイツでの販売が前の年に比べて4%増加しましたが、アメリカは、ディーゼル車に不正なソフトウエアを搭載していた問題の影響で1.2%の小幅な増加にとどまりました。一方、景気が低迷するブラジルで38.1%、ロシアで36.8%の大幅な落ち込みとなり、世界最大の自動車市場である中国でも3.4%のマイナスとなりました。
フォルクスワーゲンのミュラー会長は声明で、「1000万台近くを売り上げることができた」とする一方、「一部の市場で厳しい状況が続き排ガスを巡る不正の影響もあった」と振り返りました。そして、ことしも厳しい状況が続くという見方を示し、危機を克服するために組織の大幅な改革を行う考えを改めて強調しました。
地域別に見ますと、地元ドイツでの販売が前の年に比べて4%増加しましたが、アメリカは、ディーゼル車に不正なソフトウエアを搭載していた問題の影響で1.2%の小幅な増加にとどまりました。一方、景気が低迷するブラジルで38.1%、ロシアで36.8%の大幅な落ち込みとなり、世界最大の自動車市場である中国でも3.4%のマイナスとなりました。
フォルクスワーゲンのミュラー会長は声明で、「1000万台近くを売り上げることができた」とする一方、「一部の市場で厳しい状況が続き排ガスを巡る不正の影響もあった」と振り返りました。そして、ことしも厳しい状況が続くという見方を示し、危機を克服するために組織の大幅な改革を行う考えを改めて強調しました。