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米 失業率変わらず 就業者数は予想上回る増加
1月8日 22時56分

米 失業率変わらず 就業者数は予想上回る増加
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アメリカの景気の現状を示す重要指標の雇用統計が発表され、先月の失業率は前の月と同じ、5%ちょうどでした。就業者数は市場の予想を大幅に上回って29万2000人と力強く増加し、中国など海外経済の減速が懸念されるなかでも、順調に改善を続けています。
アメリカ労働省が8日発表した先月の雇用統計では、失業率は5%ちょうどで、前の月から変わりませんでした。また、市場が特に注目する農業分野以外の就業者数は、前の月に比べて29万2000人増加し、20万人程度と見ていた市場の予想を大幅に上回りました。
業種別では、海外経済の減速やドル高の影響で、輸出関連の製造業などで雇用が減少したものの、建設、医療福祉、飲食店などが堅調に増加しました。今回の結果は、中国など海外経済の先行きに不透明感が広がり、株式市場で不安定な動きが続くなか、アメリカの国内景気は雇用が力強く増加し、順調に改善していることを示しています。
一方、雇用の改善が賃金の上昇につながっていくのかどうかが、日本と同様、アメリカでも焦点となっていますが、先月の平均の時給は、前の年の同じ月に比べて2.5%増加しました。
アメリカの中央銀行に当たるFRB=連邦準備制度理事会は、先月ゼロ金利政策を解除して、9年半ぶりとなる利上げを始めました。FRBからは、ことし4回程度、追加の利上げを行う意向が示されていて、市場関係者は引き続き、雇用の動きに大きな関心を寄せています。

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