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中国 先月末の外貨準備高 過去最大の減少に1月8日 5時13分
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中国の先月末の外貨準備高は3兆3303億ドルと、前の月と比べて1000億ドル以上減って過去最大の減少となり、中国経済の減速などを背景に中国から海外への資金の流出が広がっていることを反映しています。
中国の中央銀行「中国人民銀行」は7日、先月末の外貨準備高が3兆3303億ドル(およそ393兆円)になったと発表しました。これは前の月と比べて1079億ドル(12兆円余り)の大幅な減少で、中国政府が月ごとの統計を公表している1999年以降、ひとつきの減少幅としては初めて1000億ドルを超え過去最大となりました。
外国為替市場ではこのところ、中国の景気の減速やアメリカの利上げなどを背景に、通貨・人民元を売ってドルなどの外貨を買う動きが広がっていて、その一部は海外の投資家や企業などが、中国から海外に資金を流出させていることに絡むものだという指摘もあります。
外貨準備の大幅な減少は、こうした動きの広がりを反映していて、中国の金融当局が、市中の銀行のドル需要に対応しようと、外貨準備のドルを供給したり、人民元の行き過ぎた値下がりを防ぐために、市場で外貨準備のドルを売って人民元を買う介入に動いたりした結果だとみられます。
外国為替市場ではこのところ、中国の景気の減速やアメリカの利上げなどを背景に、通貨・人民元を売ってドルなどの外貨を買う動きが広がっていて、その一部は海外の投資家や企業などが、中国から海外に資金を流出させていることに絡むものだという指摘もあります。
外貨準備の大幅な減少は、こうした動きの広がりを反映していて、中国の金融当局が、市中の銀行のドル需要に対応しようと、外貨準備のドルを供給したり、人民元の行き過ぎた値下がりを防ぐために、市場で外貨準備のドルを売って人民元を買う介入に動いたりした結果だとみられます。