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都内のアンテナショップ数 過去最多に
1月7日 15時42分

都内のアンテナショップ数 過去最多に
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ふるさとの特産品のPRなどのために都内に店舗を構える全国各地のアンテナショップは、今年度、過去最多の55店舗となり、半数以上の店が年間1億円以上を売り上げるなど人気が高まっています。
この調査は、「地域活性化センター」が、各地の自治体が設置したアンテナショップを対象に行いました。それによりますと、都内で営業するアンテナショップは合わせて55店舗となり、調査を開始した平成20年度の36店舗から19店舗増加し過去最多となりました。
店は道府県が設置したものが42店舗、残る13店舗は市町村が設置していて、銀座周辺に21店舗が集まっています。集客や売り上げは好調で昨年度は、北海道、栃木、新潟、沖縄の各県の店では、来客数がそれぞれ100万人を超え、半数以上の29店舗で売り上げが1億円を超えたということです。特に北海道と沖縄県、それに広島県の3つの店舗では、売り上げが7億円以上に上っているということです。広島県のアンテナショップ、『広島ブランドショップtau』では、地元のプロ野球球団、広島カープの応援会や特産のカキの試食会、それに地酒祭りなど毎月、イベントを行っていて、さまざまな志向の客層の取り込みに力を入れています。
広島県のアンテナショップの村上祥平店長は、「首都圏の人たちにまだ知られていない広島の良さを伝えようと頑張っています。これからも継続的にイベントを行うなどして、売り上げを伸ばしたいです」と話しています。一方、長野県のアンテナショップ「銀座NAGANO」では、特産品の販売や飲食のほかに、ハローワークと連携して県内の求人情報を提供するコーナーや、県内の空き家を紹介して移住を後押しするコーナーも設けています。特産品の売り上げとともに、仕事や移住に関する相談件数も前の年に比べて3割増えたということです。長野県のアンテナショップの熊谷晃所長は、「まずは特産品で長野のファンになってもらい、その後は、遊びに来てもらって最終的には住んでもらいたいです。長野の活性化につなげたいと思います」と話しています。

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