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上海株急落 30分で取り引き打ち切り1月7日 12時52分
中国、上海の株式市場は、北朝鮮が水爆の実験を行ったと発表したことなどを受けて、欧米市場で株価が下落した流れを引き継ぐ形で売り注文が相次ぎ、株価の急な変動を抑制するための制度が発動され、取り引き開始からおよそ30分で7日の取り引きが打ち切られました。
7日の中国、上海の株式市場は、北朝鮮が6日、水爆の実験を行ったと発表したことなどを受けて、6日の欧米市場で株価が下落したことや、中国の通貨、人民元の値下がりが続いていることなどから、取り引き開始直後から売り注文が相次ぎました。そして、値下がりがさらに進んだため、株価の急な変動を抑制するための制度が発動され、15分間すべての取り引きが停止されました。その後、取り引きはいったんは再開されましたが、株価が下落を続け、基準となる株価指数が7%以上下落したことから、取り引き開始から僅か30分後の、日本時間の午前11時ごろ7日のすべての取り引きが打ち切られました。株価の急な変動を抑制するためのこの制度は今月4日から導入されていて、発動されたのは4日に続いて2度目です。
この結果、上海市場の代表的な株価指数である「総合指数」の終値は、3125.00ポイントと、6日の終値より7.04%下落しています。
市場関係者は、「各国の市場の下落に加え、人民元の下落がきょうもさらに進み、中国経済の先行きへの懸念がさらに強まり、売り注文が一斉に広がった」と話しています。
この結果、上海市場の代表的な株価指数である「総合指数」の終値は、3125.00ポイントと、6日の終値より7.04%下落しています。
市場関係者は、「各国の市場の下落に加え、人民元の下落がきょうもさらに進み、中国経済の先行きへの懸念がさらに強まり、売り注文が一斉に広がった」と話しています。