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イラン各地で反サウジの大規模抗議デモ1月9日 6時35分
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内戦状態が続く中東イエメンで、イランの大使館がサウジアラビアの軍用機の攻撃を受けたと伝えられるなか、イランでは8日、各地で大規模な抗議デモが行われ、サウジアラビアへの反発が広がっています。
サウジアラビアがイランと外交関係を断絶したあと、7日には、イランの国営メディアが、サウジアラビアの軍用機がイエメンにあるイラン大使館を攻撃して被害が出たと伝えるなど、中東の2つの大国の間で緊張が高まっています。
こうしたなか、イランでは8日、イスラム教の金曜礼拝のあと、各地で大規模な抗議デモが行われ、首都テヘランでは、大勢の市民が「サウジアラビアの王族に死を」と書かれたプラカードを掲げるなどして、激しい反発の声を上げました。
サウジアラビアはイエメン国内でイランと同じイスラム教シーア派の反政府武装勢力に対する空爆を続けていますが、イエメンにある大使館が攻撃されたというイラン側の主張については全面的に否定しています。
しかし、イラン外務省の高官は国営通信などに対し、「空爆の最中、大使館の近くにミサイルが着弾し、現地の警備スタッフが大けがをした」と改めて主張し、詳細な報告書を国連に提出するとしています。イエメンでは、空爆に巻き込まれて、多くの市民が犠牲になるなどしており、イランには空爆を主導するサウジアラビアに対する国際世論を悪化させるねらいもあるものと見られます。
こうしたなか、イランでは8日、イスラム教の金曜礼拝のあと、各地で大規模な抗議デモが行われ、首都テヘランでは、大勢の市民が「サウジアラビアの王族に死を」と書かれたプラカードを掲げるなどして、激しい反発の声を上げました。
サウジアラビアはイエメン国内でイランと同じイスラム教シーア派の反政府武装勢力に対する空爆を続けていますが、イエメンにある大使館が攻撃されたというイラン側の主張については全面的に否定しています。
しかし、イラン外務省の高官は国営通信などに対し、「空爆の最中、大使館の近くにミサイルが着弾し、現地の警備スタッフが大けがをした」と改めて主張し、詳細な報告書を国連に提出するとしています。イエメンでは、空爆に巻き込まれて、多くの市民が犠牲になるなどしており、イランには空爆を主導するサウジアラビアに対する国際世論を悪化させるねらいもあるものと見られます。