北朝鮮の国連代表部大使「何も言うことない」

1月8日 19時15分

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北朝鮮による核実験を受け、国連の安全保障理事会では北朝鮮への制裁を強化する新たな決議の採択に向けた水面下の協議が始まる一方で、北朝鮮の国連代表部の大使は、ＮＨＫなどの取材に対し「何も言うことはない」と述べコメントを避けました。

国連の安全保障理事会では、北朝鮮による核実験を強く非難する声明を発表したのに続いて、北朝鮮への制裁を強化する新たな決議の採択に向け、各国の間で水面下の協議が始まっています。
アメリカの有力紙ニューヨークタイムズの電子版は７日、現在、アメリカ政府が北朝鮮との貿易や金融取引をより厳しく規制する措置や、北朝鮮の船舶の外国への寄港を部分的に禁止する措置などを盛り込んだ決議の素案を作成していると伝えており、今後数週間にわたってアメリカを中心に中国や非常任理事国の日本などとの間で調整が進められる見通しです。
これに対して国連の北朝鮮代表部は、今のところ公式の反応を示していません。北朝鮮代表部でアメリカとの関係を担当している、チャン・イルフン大使は７日、代表部が入っているニューヨークのビルの前で、報道陣から制裁の強化が検討されていることについて質問されると、「何も言うことはない。ほかの誰かに聞いてくれ」と述べコメントを避けました。